2015年1月

「横浜のバスは排気ガスを出さない!市営バスの水素化を目指します。」

2015年に入ってから、水素エネルギーの活用がどんどん「見える化」されてきました。まだ見えてない構想段階の話も、東京都の2020年オリンピック村を水素化するような話を含め、連日テレビや新聞紙面を賑わせています。僕も、自民党水素エネルギー議連の市町村議員代表として、横浜で水素エネルギーの活用を今まで以上に進めていきたいと考えています。

水素にかける予算は東京には敵いませんが、水素エネルギーを横浜で普及する意義は、日本最大の基礎自治体として、「370万人市民の生活の場」としての横浜があるということです。東京の場合、水素エネルギーを活用して行く場は、まずはオリンピックがターゲットになりますので、選手村や競技場がメインになるかと思います。

2020年に何千万という世界からのお客様が日本に来るときに横浜で見せたいのは、オリンピックのための水素ではなく、市民の生活のための水素エネルギーの活用です。よく海外の自治体でも、「はったり」を利かせて、エネルギー政策のショウルームをわざとつくったりしますが、横浜は街全体が環境政策のショウルームになり得ます。

勿論、分かりやすいかたちでの水素エネルギーショウルームは必要ですし、僕はそれを是非新市庁舎でやるべきだと散々議会で発言していますが、生活の場に水素エネルギーがあるということが大切で、「僕ら水素普通に使っていますので、普段からCO2出しませんけど、何か??」と、言えるくらいのパラダイムシフトが求められます。

そこで僕が注目しているのは、横浜市内800台走っている市営バスです。市営バスの水素化(FC化)を進め、排気ガスを出している印象がとっても強いバスについて、「横浜ではバスが排気ガス出さないらしいぞ」というところまでもっていきたいと考えています。

実は、既にFCバスは開発されています。昨年のはまりんフェスタでも、新横浜でFCバスが試乗できました。日野自動車さんとトヨタさんが共同開発しているものですが、来年にも市場投入されると聞いています。海外ではメルセデスが既に数か国で実証実験を行っていて、FCバス自体は日本でも愛知万博の時に走っています。

バスの環境対策は、実はずっと前からも行われていて、横浜では電気式ハイブリッドバスを既に91両採用し、食用油で走るバイオディーゼル車も5台走っています。世間的にはEVバスも出たのですが、充電時間、走行距離、パワーの面で、正直使いものになりませんでした。FCバスは、そこをすべてクリアします。また、FCバス自体が非常時には電源になり、バス1台で病院1棟分の電力を賄うことができます。

これを、オリンピックの時までに、外国人の皆さんがホテルに押し寄せるみなとみらい周辺を含めた横浜中心部で走らせたいのです。横浜中心部だけでも全部FCバスという気概で取り組めば、本気さが世界に伝わり、他も真似してくると思います。そうすればしめたもので、温暖化対策に大きく寄与します。

横浜も交通局が調査費を計上していますので、あとは市場にFCバスが出るだけです。価格は必ず下がると思いますし、初期段階は恐らく補助を出しても普及させる政策がとられると思います。そこは政治サイドで全力を尽くさなければなりません。

平成26年予算委員会 交通局

◆(草間委員)

FCバスについて、要は燃料電池バスについてお伺いをさせていただきたいと思います。(資料を表示)お写真をお願いしたいのですけれども、これがいわゆる水素エネルギーで動くFCバスと言われているものでございまして、これは日野自動車のバスなのですが、日本国内では日野自動車の車体でトヨタの技術で今FCバスは実証実験をされている最中です。そのFCバスについて幾つかお伺いをさせていただきたいのですけれども、このバスは基本的には究極のエコカーと言われている燃料電池車のバス版ですから、走行時には水は出るけれども、二酸化炭素は全く出さないところがポイントだと思います。

まず、政府で今策定している、まさに今、国会で議論しているエネルギー基本計画案では、運輸部門については自動車にかかわるエネルギーの消費量がその大部分を占めており、省エネルギー化が重要であるとされていまして、次世代自動車の普及など自動車単体の対策を進めるとしているのですけれども、交通局としても800台を超えるバスを保有しているところでもあります。そこで、今まで取り組んできたバスの省エネルギー化について取り組みを伺います。

◎(二見交通局長)

よろしくお願いします。答弁申し上げます。 当局保有の約800両のうち、停車時に自動でアイドリングストップが可能となる車両が725両、90.2%でございます。また、電気式ハイブリッドバスが91両、11.3%、さらに市内小学校の給食から出る使用済み食用油を使用したバイオディーゼル燃料車両5両を導入しています。

◆(草間委員)

EVとかハイブリッドに加えまして、今バイオディーゼルのお話も出ました。今年度は、FCバス、燃料電池バスの調査費を計上しているということなのですけれども、このFCバス調査費で何をしようとしているのか、お伺いします。

◎(二見交通局長)

車両性能等を検証する試験運行でございます。この試験運行や、水素ステーションの設置に関する調査研究など、実施をしてまいりたいと考えておりまして、こうした経費として200万円を計上させていただいています。

◆(草間委員)

試験運行するということで、まさに国も、これから燃料電池バスの取り組みを各地で検証していくと思うのですけれども、横浜でやるとしたら、これも非常に珍しいことだと思います。 そこで、横浜は、先ほど言いましたハイブリッドやEVバスの検証も長年されていると思うのですけれども、EVバスとFCバスは何が違うのかというところがありますので、電気自動車バスの課題についてお伺いします。

◎(村上自動車本部長兼安全管理担当部長)

これまでのEVバスにおきましては、1回の充電に時間がかかる、また運行可能な距離が10キロ程度と短いこと、また、これに伴いまして営業所外部にも充電設備を配置する必要があることなどが課題と考えてございます。

◆(草間委員)

まさにEVバスの充電時間がかかるという問題と航続走行距離の問題は、今、電気自動車、リーフとかいろいろありますけれども、電気自動車と燃料電池車の課題とまさに一致していると思うのです。例えば燃料電池車の場合、来年トヨタとホンダが投入されるFCVの場合は、基本的に3分の充電で800キロぐらい走るということですので、充電時間と走行距離の問題というのは、FCVのほうがいいということになると思うのですけれども、みなとみらいにこのFCバスも一回来ていただいていると聞いておりまして、実走したと聞いております。そこで、FCバスを実走した感想とEVバスの差についてお伺いします。

◎(二見交通局長)

昨年10月に横浜市低炭素プロモーションの取り組みとして開催されましたイベント終了後、当局でもFCバスをお借りいたしまして、保土ケ谷営業所と旭区にございます水素ステーションの往復約20キロメートルの試験走行を実施しまして、私も同乗させていただきました。率直な感想としまして、とにかく車内の静粛性、非常に静かでございました。これに加えまして、ギア変速時のショックは全くなく、車両動揺もほとんどなく、さらにはEVバスよりも運行可能な距離が長いといったことを実感したところでございます。

◆(草間委員)

今、メリットといいますか、EVバスとFCバスを比較していただいた感想を言っていただいたのですけれども、基本的に、来年のFCVもそうなのですが、今、旭区のステーションというお話が出ました。横浜市においては、今稼働している水素ステーションは、旭区のズーラシアの近くの1カ所だけなのですね。これは基本的に水素の価格やステーションなど、多くの課題があると私は思うのですけれども、そこで、FCバス導入に際しまして、想定される課題と対応についてお伺いします。

◎(二見交通局長)

まず、FCバスは車両価格が約1億円と聞いておりまして、通常のバスの約5倍でございます。低廉化が大きな課題と考えています。また、委員から、今御指摘を頂戴した水素ステーションが市内に1カ所という問題もございまして、本格運行に向けてはさらに多くのステーションが必要になるという課題認識をしております。このため、国への規制緩和の働き等も含めまして、オール横浜で対応すべき課題も多いと考えますが、私ども交通局としましても、協力できる分野を考えていくなど、今後、具体的な事案について掘り下げて検討してまいりたいと考えております。

◆(草間委員)

今出ました車両価格が1億円するということなのですけれども、来年発売されるFCVについても、何千万円という話が最初はあったのですが、基本的にはトヨタも、ホンダも、国の補助金を入れながら、今、報道の中で、また自民党の中での議論というのは補助金を含めて500万円台にまで落としていこうと。水素本体の価格というのも、JX日鉱日石エネルギー株式会社の御協力があってのことなのですけれども、ガソリン並みにしていこうという話で議論が自民党の中ではされているところだと思います。

ですから、恐らくこのバスも、日野自動車とトヨタがつくっていますから、私もきのう、研究会を通じまして聞いてみたのですけれども、まだ車両価格については国との調整をしているという段階で、実際の販売については2017年と言われているのですが、オリンピックまでには目指していきたいという話を日野自動車もトヨタも言っていまして、オリンピックは2020年ですから、恐らく2018年をめどに販売していこうという話だと思うのです。 そういった中で、自民党の横浜市内選出の議員の皆さんに頑張っていただいて、エネルギー基本計画、原発ばかり問題になっていますけれども、かなり水素にも記述があります。

エネルギー基本計画案の中には、2020年東京オリンピックでは、大会運用に必要となる輸送手段に燃料電池自動車が活躍することが期待されることから、世界が新たなエネルギー源である水素の可能性を確信するための機会と捉え、そのために必要な取り組みを今から計画的に着実に進めていくべきであると、政府のエネルギー基本計画案には書かれております。

写真をお願いしたいのですけれども、ただ、東京オリンピックに合わせてやると言いましても、実はFCバスというのは、日本でも愛知万博のときから既に走っていますし、これは去年のダボス会議です。去年のダボス会議の場で、これはダイムラーだと思います。ダイムラーがFCバスをつくったのも2003年ですから、やはりかなり長い期間FCバスをつくっていまして、アイスランド、オランダ、ルクセンブルク、スウェーデン、ドイツ、イギリス、スペイン、ポルトガル、オーストラリア、中国といった国でダイムラーが実証実験をもう既にしています。

ですから、オリンピックで横浜は環境未来都市なのだと言って、FCバスをただ導入するだけでは、うちの国でもやっていますよという話になってしまいますし、私は改善型公営企業として、一番重要なのは、さっきのステーションなどの課題もありましたけれども、二酸化炭素を全く出さない交通網をつくり出そうではないかという改善型公営企業としての横浜市に対する環境未来都市の決意が非常に重要だと思っております。ですから、交通局としては、民間のバスもかなり関心を持って取り組んでいます。その前に私は改善型公営企業として交通局にやっていただきたいのですけれども、渡辺副市長、その決意について伺います。

◎(渡辺副市長)

草間委員御指摘のとおり、横浜市は環境未来都市に選定されております。その中で、低炭素社会の実現等に取り組んでいるところでございます。FCバスの導入につきましては、その実現に向けて有力な取り組みと考えておりますが、一方、先ほど局長がお答えいたしましたとおり、国レベルや全市レベル等のさまざまな課題もございますので、環境創造局など関係局ともども連携を十分に図りまして、FCバス導入に向けた検討をしっかり進めていきたいと考えております。

◆(草間委員)

私も、このごろ自民党内で大きなビジョンの話をよく聞くようになったのですが、やはり800台バスを保有していますから、横浜市としてできることは小さいかもしれないけれども、世界に大きく、小さいことから大きくなるという北京のチョウチョの話があると思うのです。交通局として二酸化炭素を全く出さない、きれいなまちづくりをしていく決意というのは、交通局からでもできると思いますので、しっかりやっていただきたいと思います。

くさま剛 事務所

〒224-0003 横浜市都筑区中川中央1-23-9

tel/045-913-8800 
fax/045-913-7700

E-mail kusamatsuyoshi1982gmail.com

Copyright © くさま剛 公式サイト.All Right Reserved.

ページのトップに移動します