【くさま】
【A】熊本地震で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。横浜市も発災直後より、水缶36万缶・パン3万8千食・ビスケット 27万7千食・トイレパック40万個をはじめ、上下水道、廃棄物処理の職員を中心に多くの人的・物的後方支援を進めており、私個人的にも、東日本大震災の時から活動している「ゆいっこ都筑」として、都筑の皆さんからの募金を現地で支援活動を行っている市民団体に届けさせていただいていますが、報道以上に現地はまだまだ復興というよりも本当に辛い日々が続いています。息の長い支援が必要です。
今回の熊本地震の被災地と比較したとき、都筑区の最も大きな心配事は、震災時に小さな子供たちをどう守るかということです。
昨年もここでお伝えしましたが、都筑区内に配備されている横浜市消防局の救急車は、現在2台(2隊)です。東日本大震災ののち、消防予算、特に救急隊を増やす予算をかなり増額しまして、都筑区にもようやく3台目の救急車が今年度末に配備される予定ですが、それでもやっと3台です。
通常時は都筑区に救急車が足りなくなっても他区の救急車でカバーできるので、なんとかなっていますが、震災時、21万人の都筑区民を全てカバーするのはどう考えても難しいです。じゃあもっと増やせばいいじゃんとよくご指摘いただきますが、救急車は購入するだけで約2300万円、3人の救急隊員が乗るので、1台運用するのにそれと同額かそれ以上かかってしまいます。私一人削減しても救急車は1台も運用できません。
小さな子供がいるご家庭は特に、震災直後は救急車が来られないという前提で、いかに家庭内で子供たちを守るか、家具や食器の落下対策を再度徹底いただきたいと思います。