【くさま】
都筑区内の昨年12月現在の公式発表数は、待機児童が3人、保留児童が95人ということでした。待機児童が東京都23区では大問題になっていますが、横浜市内の待機児童の数は減少しています。
平成15年に1123人だった待機児童が、平成24年には179人になりました。保育所は10年前より240所も増え、定員も1万8000人以上増やしています。
それに伴い、予算額も増え続け、保育所運営費の予算は、10年間で410億円も増えて、今年度の保育所運営費は市全体で763億円になっています。額で言えば、同じ神奈川県内の逗子市の2年分の全体予算を、横浜市は1年間保育所運営費だけに使っています。それでも待機児童はなくなりません。
待機児童は3人だけど、95人の保留児童って何?ということですが、区内認可保育所32園の昨年12月現在の入所可能人数は848人。それに対する申込者の総数は943人。入れなかった95人が「保留児童」としてカウントされています。「待機児童」という定義には、認可保育所に申し込んだけれども、横浜保育室や無認可保育所に通っている子供たちはカウントされません。
都筑区はまだまだ子供が増え続けます。1人でも多くの方が、あと少し頑張れば、育児も仕事も諦めてなくてすむ社会を目指し、これからも議論を進めます。