2015年8月

「横浜港を世界初の水素港湾へ!」

今年度は、港湾局担当の常任委員会副委員長として、横浜市会議員になって5年目で初めて横浜の1丁目1番地、港湾政策に関わっています。

戸塚生まれ・都筑選出議員、いわば「丘の手議員」の僕としては、港よこはまと言えば憧れですし、僕ら横浜市民の心の象徴ですが、33年間、観光としての横浜港以外はかなり遠い存在だったと言えます。

ですので、2日間海上コンテナ輸送トラックに乗せていただいたり、毎週のように港湾視察をしたりして、ようやく、どこの埠頭に何があるか分かってきたり、コンテナ港としての横浜港の在り方などを理解してきましたが、そんな中で副委員長として議会で最初っから飛ばしてきたのが、港湾のスマート化です。

横浜市では、昨年12月に改訂した、横浜港の基本計画である横浜港港湾計画において、エネルギー利用の効率化、低炭素化、災害時における事業継続性の確保等の港のスマート化に取り組んでいくこととしましたが、実はこれに関しては、当局も港湾事業者も何年かアイデア出しに大変苦労されていました。

そこで、ここぞとばかり、横浜港の水素エネルギー活用を提唱しました。

「くさま、また水素来たよ、勘弁してくれよ」という空気がプンプンしていましたが、実は、横浜港における水素エネルギー活用は、日本の中においても、また世界においても大きな優位性を持っています。

韓国・中国やシンガポール、ベトナムなどにもコンテナ取扱量で先を越されている我が日本の港湾が、これからも着実に発展していくためには、港湾機能の高度化と同時に港湾の環境対策に積極的に取り組む必要があります。

港湾は、コンテナ船などの停泊・荷役・輸送などのプロセスの中で、多くの二酸化炭素を排出します。船やトラックやフォークリフトがひっきりなしに動いていれば、今はそのほとんどがガソリンで動いていますので、それは二酸化炭素も排出ガスも出ます。

日本もEUも、世界の多くの国で自国に温暖化排出ガスの削減目標を義務付けていて、既に海外では、特にヨーロッパにおいて港湾のスマート化にかなり早い段階から着手していますし、それが経済活動に直結しています。向こうでは環境負荷が少ない船に対して入港料減免・減税などのインセンティブも与えています。

船と共に、フォークリフトやトラックなどの荷役を抱える「港」そのものも、いかにスマート化していくかというのが世界の流れになってきますし、近い将来、特に欧米の会社などは、環境負荷が少ない港を率先して選んでいく可能性もあります。

そこで、港の環境対策について後進である日本が、そして東京にコンテナ取扱量で負けている横浜が、その強みを活かして世界に大きなインパクトを与えられるのが、港湾における水素エネルギーの活用・スマート水素ポートとしての横浜港です。

水素社会は燃料電池車(FCV)がすべてではありません。将来的には地産地消も可能な究極のクリーンエネルギーである水素でいかに低炭素な街をつくれるか、水素特有の、保管して輸送できる特性を最大限活かし、それを実現していくことが求められますが、

  1. 横浜港周辺、京浜臨海部には世界トップレベルの水素関連企業が集積している
  2. 横浜港周辺、京浜臨海部は今も既に首都圏に対する複製水素供給地域になっている
  3. 水素社会づくりの第1フェーズは水素の供給を海外からの水素輸入に頼るが、水素運搬船の受け入れ先に横浜港・京浜臨海部が成り得る
  4. 津波などによる港湾のBCPは、移動可能な燃料電池で初期目標を達成できる
  5. 港湾施設はウワモノの面積があり、将来的には太陽光発電による水素の貯蔵により、24時間化しても港の電力を賄える可能性がある
  6. 港湾で使用するフォークリフトなどの大型機はトヨタ製が多い、将来的にはトラックもFCVにできる

以上のような条件や状況において、横浜港は世界に先駆けて本格的な水素ポートになれる可能性を秘めています。

関西国際空港は既に世界初の「水素エアポート」としての実証が始まっています。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1502/13/news019.html

横浜市でも、大黒ふ頭の横浜港流通センターをモデル施設と位置付けて、自立型水素燃料電池を導入し、電力ピークカットを行うデマンドコントロール等の実証実験を行うとともに、大黒ふ頭の津波避難場所に指定されている当該施設の非常用電源等として活用する取り組みが始まりますが、これはその第1歩です。

世界が驚く水素ポートとして、横浜港の倍返しが始まります。

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