【くさま】
【A】先日、旧知の大西一史熊本市長を訪問し、同じ政令指定都市として、熊本地震の対応と教訓について約1時間意見交換して参りました。陣頭指揮を執った大西市長が個人的に一番辛かったことは、3週間お風呂に入れなかったことではなく、食料や飲料でもなく、断水した時のトイレだったとのことでした。50歳男性の大西市長でも困るくらいですから、女性はどれくらい困るのか、想像を絶します。横浜市も税金を使って各防災拠点には5000パックずつ備蓄をしていますが、トイレは1日1回ではないので全く足りません。
都筑区の場合、場所にもよりますが、震災による津波浸水・家屋倒壊・大規模火災発生リスクは横浜市18区の中では最も低い区のひとつです。ただし、東日本大震災の被災地や熊本と全く異なるのはその人口構成で、特に若い女性が多い都筑区では、断水や下水が停まった時のトイレのリスクが非常に高いです。
どんな優秀な方が避難所の運営もされても、不特定多数が使用する避難所のトイレの環境は、到底ストレス・フリーにはなりません。いかに避難所のトイレを使わなくてすむか、特に女性の皆さんにはトイレパックの備蓄を強くお願いします。