【くさま】
中国で古紙の値段が上がっていることもあり、日本全国で組織的な古紙の持ち去り行為が増加しています。
横浜市では、平成16年から条例でごみや資源物の持ち去りを禁止していますが、罰則は設けていなかったので、最近は罰則を設けている他の自治体からも持ち去り業者が流入している現状がありました。
古紙などの資源ごみは市民の皆さんが自主的に回収することで、公務員が行う行政回収と比べ、回収に要する財政支出が少ないことや、収集活動を通じ地域コミュニティーが形成されていく等、多くのメリットがありますし、何より町内会や子供会などの実施団体に毎年市全体で5億円程度の奨励金が出ています。
悪質な持ち去りはこれらの活動を阻害しますので、長年この問題に携わってきた僕ら自民が主導して、市会の資源循環委員会で1年間、流山市や品川区などの視察も重ね、この対策について超党派で議論し、この5月、持ち去り行為に最大で罰金20万円を科す規定を盛り込んだ「持ち去り禁止条例」を横浜市会初の委員会提案で可決しました。
今後は今まで動けなかった警察もこの対策に動くことができますので、更なる抑止力が期待されます。これからも立法で市民を守ります!