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 >  > 「「普通車」の消防団積載車が届くまで。【北山田消防団可搬式ポンプ積載車】」

くさまの主張

今日は、地元の北山田消防団(横浜市都筑消防団第4分団第2班)に、新たな可搬式小型動力ポンプ積載車が導入されました。

地域の皆さんによって組織される消防団は、プロである横浜市消防局と共に横浜を守る要の組織ですが、より地域に根差した組織であるため、以前は町内会単位で地域の皆さんからお金を集めて消防団の積載車を購入することが奨励されてきました。

しかし、消防団の重要性、地域環境の変化にかんがみて、地域で購入するのではなく、横浜市が皆さんの税金からこれを購入し、地域の消防団に貸与する方式が平成20年からとられるようになったのですが、問題は、横浜市がいつの間にかこの積載車を全て軽自動車にするというルールをつくってしまったことでした。

各区の消防署にはポンプ車やはしご車など大型車両が配備されていますが、地域によっては狭隘道路も多いため、消防車が入れないような地域にとっては軽自動車が有効で、地域に根差し、地域の道路や地理を熟知した消防団が軽自動車を運用するのは効果的です。可搬式ポンプ積載車を軽自動車で消防団が運用するのは1つの大きな強みです。

ただし、それも地域の道路状況や消防団の在り方によって大きく変わってきます。

横浜市北部、特に都筑区内の18の消防団で、軽自動車を利用している班は1つもありません。普通車に固執している訳ではなく、道路事情や団員搬送など、今までの経験や必要性から自然と全団が普通車にしているわけですが、北山田の積載車も当初は横浜市のルールにのっとり、普通車から軽自動車に変更しなければならないような事態になってしまいました。

「俺たちは(人が乗らない)軽自動車じゃ街を守れない。」
「地域のことを何もわかってないじゃないか。」

運用面の課題だけでなく、地域消防団の活動の象徴である積載車を軽自動車に変更することで、地域を守るプライドも傷ついてしまう、消防団員の皆さんの地域や家族を守るという熱い思いと自分の時間をかけて大切にしているものが失われる危機感は想像以上に大きなものがありました。
そこで、このルール改正について自民党の議員で立ち上がり、消防局と調整を進め、国の動向も交えながら粘り強く取り組んでいった結果、一律軽自動車のルールが、軽か普通かの選択制に変わることが出来ました。

本会議では下記のようなやりとりを林市長とさせていただきました。

平成26年9月9日 市会本会議

◆(草間委員)

昨年12月、臨時国会において、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律、いわゆる消防団等充実強化法が衆参両院ともに全会一致で可決、成立しました。この法律では、消防団は「将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在」と位置づけられ、国及び地方公共団体は消防団の抜本的強化を図るため、必要な措置を講ずることとされています。消防団の抜本的強化に向けては、消防団員の確保や装備、資機材の充実、そして、災害現場に出場するための積載車の充実などが必要と考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)

この積載車ですが、従来は本市からの補助金を受け、各自治会町内会で整備してきましたけれども、平成20年からは公費で整備していくこととなり、本市で軽自動車を購入し、各消防団に配置することとなりました。軽自動車は小回りがきいて、市内中心部などに多い狭隘道路の奥まで入っていけることや小さな器具置場でも保管可能という利点がある一方で、小さいがゆえ、人員と資機材を積載し災害出場することが困難であるといった課題があります。

また、私の地元である都筑区で消防団や住民の方々のお話を伺いますと、管轄するエリアの広さや道路の状況、そして何より皆さんの声として、積載車は普通車を整備すべきという声を多く聞きます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ちなみに、都筑区や緑区、また港北区などでは、軽自動車を利用している消防団はありません。我が党としても、再三、長年にわたってこの要望をさせていただきました。

こうしたことを踏まえると、消防団の積載車の今後の整備については、軽自動車だけではなく、必要に応じて普通車も整備していくべきと考えますけれども、市長の見解を伺います。

今回の定例会においても、消防団員の個人用装備を中心とした補正予算が提案されていますが、今後発生が予想される大地震や全国各地で発生している局地的な豪雨による災害がここ横浜で発生したと想定すると、消防団の各種装備や活動体制はさらに充実を図っていくことが不可欠なものと考えます。

そこで、積載車を初め消防団の充実強化に向けた市長の考えを伺います。

◎(林市長)

消防団積載車の普通車整備についてですが、消防団の皆様には、これまでの火災や救助活動とともに、大規模災害時の広域的な応援活動など積極的な役割が期待されています。
そのため、広域的な活動を行う車両については、多くの消防団員が乗車し、各種救助用資機材を積載できる普通車も有効と考えています。具体的な整備に当たっては、地震被害想定や道路事情等の地域特性を踏まえて、消防団員の皆様の意見を伺いながら進めていきます。

消防団の充実強化に向けた考え方ですが、さまざまな災害対応時に地域に精通した消防団員の皆様の果たす役割は大変大きいものと考えています。このため、消火や救助の活動を安全に実施していただくための各種装備などハード面の充実を図ります。また、自助、共助の推進にも中心的な役割を担っていただくことを期待しておりまして、教育訓練の見直しなどソフト面も充実させ、消防団員の皆様の力が十分発揮できるように取り組んでいきます。

この本会議での市長答弁をもって、ルール変更が本格的な議論となり、2年経って、今日、ようやく普通車の積載車が北山田に無事届き、運用を開始しました。

地域の声を、市政に届ける。僕ら横浜市会議員の原点ともいえるべき取り組みを、時間がかかりましたができたことは僕にとっても非常にうれしいことでしたし、消防団や地域の皆さんにとっても、なぜ議員を地域から選挙で選ぶ必要があるのか、分かりやすい事例だったと思います。達成感があった仕事でした。

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