2016年10月

「センター北文化施設予定地は『この機を逃さずやる!』」

昨日は横浜市会決算委員会で文化観光局関連の質問に立ち、センター北、minamoの前の文化施設用地問題をまた取り上げました。

ニュータウンを造成するときから「文化施設用地」だったこの土地は20年以上も塩漬け状態が続いています。当時、文化施設ができると聞いて土地を差し出した地権者の方々の中には、既に鬼籍に入られている方もいますし、かなり高齢化しています。

この約20年間で、区長は10人以上変わり、5年前にいきなり他の施設にするような話もあり、僕としては当選したからすぐに議会で取り上げはじめ、土地は横浜市の財産なので財政局、地元は都筑区役所、文化施設用地なので文化観光局、市長の答弁があったから政策局と、土地1つの問題でも行政の縦割りで責任やとりまとめ機能が欠落していた中で、時には「しつこい」とヤジられながらも(下記議事録参照)それでもしつこく議論していった結果、市長も本気になってくれて、副市長も「オール横浜市役所でしっかりと検討を進めます。お約束いたします。」と一昨年約束してくれました。そしてこの夏には初めて民間からのサウンディング調査が行われ、活用に関する議論がスタートしました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/houdou/20160428bunkashisetsu.html

サウンディングの結果も気になるところですが、現在のところ都筑区にはまだ未設置の「区民文化センター」建設を基軸に、残りの土地をどう活用するかということがポイントになっています。他の区と異なり、既に文化施設のための土地は横浜市が持っているのですが、少なくとも戸塚区の区民文化センターのような対応をするべきだと思います。

今回の質問では、渡邊副市長に対し、サウンディング調査からそれ以降の流れをスピード感もってやるべきと訴えたところ「この機を逃すことなくオール横浜でやっていく」という答弁がありましたので、この機を逃さずどんどん進めてくれるものと理解しています。

議員としての僕の役割は、何も議論がされていなかった状況から文化施設建設のめどをつけるところまで、つまりはあと一歩というところまで来ました。

また、文化施設も、単なる貸しスペースではなく、地域の文化を創造していく拠点として「文化的コモンズ」となりえる運営、指定管理をしていくべきだと強く訴えていまして、既に市内の区民文化センターでは、文化的コモンズの考え方に則った指定管理の試みが始まっています。

餅は餅屋でして、どのような土地活用が望ましいか、どのような機能を持った施設がいいかは民間や関係団体の皆さんからの様々なアイデアをもとにしたほうがいいと思います。

以前ある方から「草間議員は利権のためにやっている」と事務所で指摘され、その方は年上でしかも有権者でしたが本気で怒ったことがあります。こういう土地活用の問題はイメージ的にもそのような話がたくさんあると思いますが、僕の信念は一点、いかに都筑にとって横浜北部地域にとって価値あるものができるか。また、一度「文化施設をつくる」と横浜市が約束をしたことはしっかり守らなければ、街づくりに関する横浜市の信頼はなくなってしまいます。

議員としてしかできないことをやるのが僕のミッションです。区長が公選職ではないので、政治的なリーダーシップが各行政区で制度的に欠落している中、この問題については僕がない政治力をフルに活用して、多くの皆さんの協力を得ながら、実現までもって行きたいと思います。

平成25年決算委員会(9月30日)

◆(草間委員)
(中略) 財団法人地域創造という団体があるのです。そこの団体の報告書があるのです。(資料を提示)これですけれども、文化的コモンズという概念が紹介されております。文化的コモンズというのは、地域の誰もが参加できる文化的な拠点と定義されています。

文化的コモンズとしての地域の文化拠点は、市民の身近な場所で必要であり、市全域でのバランスのとれた施設配置が不可欠だと考えます。既に一般質問でも前回市長に尋ねたのですけれども、地元都筑区にはいまだ具体的に事業化されていない文化施設用地がありまして、しつこく議論をさせていただいております。(資料を表示)ここでスライドを見ていただきたいのですけれども、これは真ん中に立っているのは僕なのです。熊ではないです。僕です。(笑声)これはセンター北の駅前から歩いてすぐの僕の家の近くなのですけれども、みなもという商業施設がありまして、その真ん前なのです。これはいつも土木事務所が年に何回か草刈りしているのですけれども、これは1万平米ぐらいある。

これは何回もここで取り上げていますから、皆さん御案内のとおりだと思うのですけれども、文化観光局が取りまとめだと都筑区も財政局も言っておりますのでまた聞くのですけれども、センター北大規模市有地活用の検討状況についてはどうなっているのか、伺います。(「しつこい」と呼ぶ者あり)

◎(中山文化観光局長)
取りまとめかどうかというのは、またちょっと違う問題もあるような気がするのですけれども、私もここは何度も行かせていただきまして、夢スタジオが100%稼働しているところも見させていただきまして、何とかしなければいけないと非常に強く思っております。市内全域での文化施設整備のあり方や、当該用地における民間活力活用の可能性等について今まで検討してきております。また、当該地は駅前の大規模な土地であり、ここに示されたとおり、その活用に当たっては、地域の文化活動の状況や意向を把握し、地域活性化や資産経営などのさまざまな観点から、引き続き、我々としては関係区局と連携し、当局としても積極的に、また効率的に検討を進めていきたいと考えております。

◆(草間委員)
渡辺副市長、すみません、この前、金子保さんの叙勲のお祝いに来ていただいたと思うのですけれども、まさに金子保さんは都筑区の初代連合自治会長で、都筑区が、まだ僕が知らない、要するに山だったときからニュータウン計画にここは文化施設と位置づけられて、文化施設と位置づけられているから俺たちは土地を提供しようと思って、みんな鉢巻きを締めて頑張っていたわけなのです。この前、叙勲のお祝いがありましたけれども、九十何歳になられて、文化施設を待ちわびてニュータウンの先人たちはもう亡くなられている方々もいらっしゃるのですけれども、こういった歴史的経緯を考えても、僕はこれはリーダーシップを持ってやっていくべきだと。それが先人たちに対する責任だと思うのです。これから横浜市もいろいろ土地計画をつくっていくではないですか。それが約束も守れないで放置していくというのは、ちょっと遺憾だと思うのです。副市長、見解をいただきたいのですけれどもいかがでしょうか。

◎(渡辺副市長)
多くの先人の方を含め、都筑区の皆さんにとって非常に関心の高い重要な土地活用の件だと思いますので、今局長が申し上げましたとおり、これはどの局が所管だとか何とかではなくて、オール横浜市役所でしっかりと検討を進めます。お約束いたします。

自由民主党神奈川県第19選挙区支部支部長
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