【くさま】
【A】今この文章を上海で書いています。横浜市会議員、自民党水素エネルギー研究会の地方議員代表として、中国政府、上海市政府主催のシンポジウムでイノベーションと水素エネルギーをテーマに世界各都市の皆さんとディスカッションをさせていただきました。
中国語と英語しか使えない場でしたが、隣にいたノルウェーの市長から「あなたいいこと話したね」と言っていただいたので、僕のブロークンイングリッシュでもどうにかなったということだと思います。ちなみに僕の中学時代の英語の成績は5段階評価の3、高校1年生のときは10段階評価の5で、正直英語は嫌いでした。
高校2年生の時、本場のアメリカでアメフトをしたいという思いだけで両親に頼み込み、1年間、インディアナ州の日本人がいない高校に交換留学させてもらいました。
20年前の話なのでスマホはもちろん、携帯電話やメールも使えない中、独り言しか日本語を使わない環境の中で、最初は周りが何を話しているのかさっぱり分かりませんでしたが、3カ月くらいで耳が慣れ、帰国する際には日常会話はほぼできるようになりました
僕が留学した時には存在しなかった国際局が横浜市に新設され、高校留学を金銭面で支援する制度もできました。横浜の学校でなくても、横浜市民なら応募することができます。興味ある方は是非検索してください。
話は戻りますが、今回の上海のシンポジウムでは中国企業から、AI(人工知能)による自動翻訳システムの紹介がありました。ドラえもんの「ほんやくこんにゃく」のようなものが実現化される時代になり、もはや英語が「できるできない」というのは問題でなくなるかもしれません。
ここで必要なのは、海外でも頑張ろうという意欲と、自国である日本の歴史文化や横浜のことを知る努力です。学校の成績が悪くても、リベンジできるチャンスは必ずあります。好む好まざるにかかわらず、グローバル化と技術の発展で世界はもっと狭くなります。そんな世界で大きく羽ばたいてください。